僕の手
この季節がやってきました。
冬の時期は土を休ませ。
頂いた大量の牡蠣の貝殻を乾燥・粉砕して石灰を作り。
草むしりをして石灰・堆肥を加えて耕して。
苗植えをしました。
水やりと観察、楽しみな毎日がはじまりました。
自然と人の手
新たな計画敷地は母屋の庭と畑の一部。
それにしても気持ちの良い庭と畑だった。
人の手が加わった自然。
みんなが美しい自然と賞賛する多くは、人の手が加えられている。
よく耳にする話。
この言葉には、手つかずの自然などほとんど存在しないという皮肉と、人の手が加えられた自然は美しいという肯定的な意味があると思う。
僕は後者の考え方に共感を持つ。
なぜ、人は手が加えられた自然を求め、心動かされるのか。
ひとつに、身勝手な話ではあるけれど、ちょうどいい自然だからだと思う。
僕たちは自然の美しさ以上に恐ろしさを知っているから、ある程度の距離をとったり、人の手を加えることで共生している。
ひとつに、加えた人の自然や他者に対する想い、考えや、時間が対象物に表れるからだと思う。
まさに、その人自身を見ているような。。。
あれ?自然だけの話ではないですね。
人の手によって作られた全てにおいて、心動かされるモノ・コトには作り手を感じ取ることができます。
僕も、その時と場・住まい手・自分に誠実に向き合いながら設計に励みたいと感じたのでした。
河岐の家 はじまり
山と川に囲まれた、自然豊かな場所に建つ河岐の家が始まりました。
外の魅力に囚われ過ぎないように、内とのバランスを大切にして居心地の良い住まいを目指します。
2016
あけましておめでとうございます。
昨年中は多くの方々に大変お世話になりました。
日々の生活が建築を育む力になることを大切にして、多くのことに向きあっていきます。
飛騨川にぽつんと浮かぶ小山観音。
高校時代にボート部の練習で毎日眺めていた風景です。
川と時の流れを感じながらの初詣は、清々しい気持ちにさせてくれます。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
大晦日
毎年恒例、供養のために奈良へ。
神聖な空間の中でお経を浴びる行為は、心を清め、精神浄化の助けとなっています。
さて、2016年を迎えに行ってきます。。